前回、私たちは「やりたいのに、なぜか動けない」というモヤモヤの正体が、完璧主義や失敗への恐れ、疲労といった心のブレーキにあることを探りました。自分の心の奥底に潜む「本音」に気づくことは、大きな一歩です。
でも、気づいただけでは、なかなか行動には繋がりませんよね?
今回は、その「気づき」を力に変え、あなたの「やりたい」を「できた」に変えるための、具体的な方法と小さな習慣の力についてお話しします。

「一歩目」が難しいあなたへ
「よし、やるぞ!」と意気込んでも、いざ「最初の一歩」を踏み出すのが一番難しい、という人も多いはずです。壮大な目標を前にすると、どこから手をつけていいか分からなくなり、圧倒されてしまいますよね。
大丈夫、あなただけではありません。そんな時こそ、ハードルを極限まで下げる「ベイビーステップ」を意識してみましょう。
- 完璧を目指さない、質より「開始」 「どうせやるならちゃんとやろう」という気持ちは素晴らしいですが、それが足かせになることも。最初のうちは、質は二の次でOK。「とりあえずやってみる」という気持ちで、少しでも手をつけることを最優先にしましょう。例えば、ブログなら「タイトルだけ考える」、運動なら「スクワット1回だけ」、勉強なら「テキストを1ページだけ開く」で十分です。
- 「5分だけ」の魔法 「たった5分ならできるかも」と思えるような、ごく短い時間から始めてみましょう。驚くほど多くのことが5分でできたり、5分だけと決めたはずが、気づけば集中して30分、1時間と続けられたりすることはよくあります。
- 環境を整える「下準備」 行動を始める前の「面倒くさい」を減らすために、環境を整えることも大切です。例えば、運動着をベッドの横に置いておく、パソコンを開けばすぐに作業に取り掛かれる状態にしておくなど、抵抗なく行動に移れるような工夫をしてみましょう。
不安を力に変える「自己肯定感」
「失敗したらどうしよう」「うまくいかなかったら恥ずかしい」といった不安は、私たちを行動から遠ざけます。でも、その不安を乗り越えるためには、自分を信じる力が必要です。
- 小さな「できた」を積み重ねる どんなに些細なことでも構いません。「今日の目標、5分だけ達成できた!」と、できた自分をしっかり褒めてあげましょう。この小さな成功体験の積み重ねが、やがて大きな自信となり、次の行動への原動力になります。
- 「大丈夫、あなたならできる」 もし不安に押しつぶされそうになったら、この言葉を思い出してください。完璧でなくても、まずは一歩踏み出すことが重要です。あなたはこれまでも多くの困難を乗り越えてきました。今回もきっと大丈夫です。
「やりたい」を「できた」に変える今日からの習慣
「やりたい」を「できた」に変えるには、一度に大きな変化を求めるのではなく、毎日少しずつ、小さな習慣を積み重ねることが一番の近道です。
今日からあなたができる「ベイビーステップ」は何でしょうか?
それを決めて、まずは5分だけ、完璧を目指さずに、行動してみませんか? あなたの「やりたい」が、きっと「できた」に変わるはずです。
あなたの「やりたいこと」は何ですか?
ぜひコメントで教えてくださいね。 一緒に「できた」に変える習慣、始めていきましょう!
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