こんにちは、キョウです。
以前、認知症と色の関係についての記事を書いたところ、たくさんの方に読んでいただけたようです。やはり、身近な工夫で少しでも生活を穏やかにしたいと考えている方が多いのだと改めて感じました。
今回は、環境づくりから一歩踏み込んで、食事や着替えといった「毎日の具体的な場面」で、色がどのように役立つのかをご紹介します。
食事の時間を楽しく!認識を助ける色の工夫
食事は毎日の大切な時間ですが、認知症が進むと「食べ物」と「お皿」の区別がつきにくくなることがあります。
お皿と食材のコントラストの活用
- 白いご飯や豆腐などの白い食材を白いお皿に盛り付けると、境界線がわからず食べ残しの原因になることがあります。
- 濃い青や茶色など食材とはっきり違う色のお皿を使うことで、食べ物の存在が認識しやすくなり、自力での食事をサポートします。
ランチョンマットによる視覚刺激
- 食卓に赤やオレンジ、黄色のマットを敷くと、視覚から脳が刺激され、食欲が増進する効果が期待できます。
- 落ち着いて食事をしてほしい場合には穏やかな緑色を取り入れるなど、ご本人の状態に合わせて色を使い分けるのがコツです。

迷わない、間違えない!身の回りの動作を色で支える
着替えや持ち物の管理など、自分で行う動作をスムーズにするためにも色が役立ちます。
洋服の組み合わせのパターン化
- 多くの服の中から選ぶのが難しくなってきた場合、あらかじめ上下の組み合わせを同じ色相で揃えておきます。
- 今日は青いセットを着ましょうと声掛けをシンプルにすることで、ご本人が自分で準備をする際の手助けになります。
持ち物への「パーソナルカラー」設定
- 杖やカバン、お財布などに、ご本人の好きな色や目立つ色のキーホルダーをつけます。
- 自分のものだと一目で判断できるようになるため、外出時の紛失防止や施設での取り違えを防ぐことに繋がります。

生活リズムを整える!光の色がもたらす安心感
今がいつなのかという時間感覚を保つためにも、色の活用は有効です。
照明の色による昼夜の切り替え
- 日中は活動を促す明るい白系の色、夕方以降はリラックスを促す温かみのあるオレンジ系の照明に切り替えます。
- 光の色で一日の生活リズムを整えることは、不安を和らげ、夜間の良質な睡眠をサポートする大切なケアのひとつです。
季節の色を取り入れた室内装飾
- 春には桜色、秋には紅葉のような朱色など、季節を象徴する色をタペストリーやクッションカバーで取り入れます。
- 視覚から季節を感じることで、単調になりがちな毎日にリズムが生まれ、心の安定を助けてくれます。
まとめ:色を味方につけて、穏やかな毎日を積み重ねる
特別な道具がなくても、食事や着替えといった日常のほんの少しの「色の工夫」が、ご本人の自信や自立を守ることになります。身の回りにある色を少し意識するだけで、介護する側・される側の双方が、もっと楽に笑顔で過ごせるようになるかもしれません。
この記事を読んで、明日からあなたが試したいと思ったことはなんですか?ぜひコメント欄で教えてくださいね。
※これは情報提供のみを目的としています。医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください。


コメント