迷いを断ち切る：経験と思考から見つける、ブレない「あなたの価値観」

こんにちは、キョウです。

「このままでいいのかな？」「何のために頑張っているんだろう？」

資格の勉強、副業、スキルアップ… 世の中には頑張るべきことが溢れています。しかし、情報が多すぎるあまり、「自分は何を頑張るべきか」という本質的な問いへの答えを見失い、立ち止まってしまう人は少なくありません。

目標設定をしてもすぐに熱が冷めてしまったり、努力が苦痛になってしまうのは、多くの場合、その目標があなたの心から望む「価値観」と繋がっていないからです。

以前の私も、他人の成功事例ばかりを追いかけ、自分の軸を見失っていました。

しかし、立ち止まり、これまでの経験や思考を深く見つめ直すことで、自分だけの価値観を発見し、周りに流されず本当に叶えたい「なりたい理想の自分」を見つけることができました。

この記事では、「何を頑張っていいか迷っている」あなたへ、過去の経験という宝物から、ブレないあなたの価値観を掘り起こし、将来の理想像を明確にするための具体的な方法をご紹介します。

迷子の原因：他人の価値観を追いかけているから

経験が「単なる出来事」で終わってしまう理由

私たちは日々の経験を「成功した」「失敗した」「楽しかった」といった単純なラベルで処理しがちです。しかし、その出来事の裏に隠された「なぜ、私はそう感じたのか？」という思考まで掘り下げなければ、経験は単なる過去の出来事で終わり、未来を形作る力になりません。

特に、世間一般で評価される「成功」や「幸福」といった他人の価値観を自分の目標にしてしまうと、行動するたびに違和感が生まれ、「何を頑張っていいか分からない」という迷路に入り込んでしまうのです。

なりたい理想の自分が見つからないのは、価値観が曖昧だから

理想の自分とは、あなたの価値観が実現された状態のことです。

例えば、「将来は自由な働き方をしたい」という理想があるとしても、その「自由」が「時間に縛られないこと」なのか、それとも「仕事の内容を自分で決められること」なのか、根底の価値観が曖昧だと、取るべき行動も曖昧になります。

まずは、あなたの人生の指針となる「価値観」を、過去の経験から明確に定義しましょう。

経験と思考を「価値観」に変換する3つの質問

あなたの過去の経験には、すでにブレない価値観が埋まっています。以下の3つの質問を過去の具体的な経験に当てはめ、紙やノートに書き出してみてください。

1. 「喜び」や「誇り」を感じた瞬間に隠された価値観は何か？

• 過去のポジティブな経験を掘り下げる
• 経験の特定：過去1年で最も「やってよかった」「誇らしい」と感じた具体的な出来事を一つ選びます。
• 思考の深掘り：そのとき、なぜあなたは喜びを感じたのでしょうか？「人に認められたから？」それとも「誰もやったことのないことに挑戦したから？」
• 価値観の発見：この問いの答えから、「人との繋がり」「挑戦」「貢献」といったあなたの根源的な価値観が浮かび上がります。

2. 「不快」や「怒り」を感じた瞬間に守りたかったものは何か？

• 過去のネガティブな経験から軸を見つける
• 経験の特定：過去1年で最も「許せない」「モヤモヤした」と感じた具体的な出来事を一つ選びます。
• 思考の深掘り：そのとき、なぜあなたは不快感や怒りを感じたのでしょうか？「ルールが守られていなかったから？」それとも「自分の意見が無視されたから？」
• 価値観の発見：ネガティブな感情の裏側には、「公平性」「主体性」「誠実さ」といった、あなたが最も大切にしている価値観が隠れています。

3. 「時間やお金を惜しまず使ってしまう」行動は何か？

• 無意識の行動パターンから価値観を特定する
• 行動の特定：つい熱中してしまい、気がつくと時間やお金を注ぎ込んでいた行動を書き出します。（例：アート鑑賞、特定のコミュニティでの活動、情報収集）
• 思考の深掘り：その行動があなたにもたらす本質的なものは何でしょうか？「知的好奇心の充足」「安心感」「リラックス」など。
• 価値観の発見：無意識下の行動こそが、あなたが人生で最も優先している価値観を示しています。

価値観を「なりたい自分」につなげる

理想の自分とは「価値観の実現」である

上記3つの質問で見つけ出した複数の価値観（例：挑戦、自由、誠実さ）を眺めてみましょう。これこそが、あなたのブレない指針です。

次に、「なりたい理想の自分」を定義する際は、これらの価値観がすべて満たされている状態を想像します。

• 旧視点：資格を取った自分（手段の目標）
• 新視点：挑戦を続けながら、自由な場所で、誠実にクライアントと向き合っている自分（価値観実現の理想像）

迷いが消える：「価値観チェック」の習慣

何を頑張っていいか迷ったときは、新しい目標や行動を始める前に、必ず「価値観チェック」を行いましょう。

• 新しい目標：「この行動は、私の（コアな価値観）を実現するために役立つか？」
• 判断：YESであればエネルギーが湧き、NOであれば躊躇なく手放すことができます。

自分の経験と思考から導き出した価値観を軸にすることで、あなたの努力は義務ではなくなり、「なりたい理想の自分」へと直結する、喜びの行動へと変わります。

まとめ

何を頑張っていいか迷うのは、あなたの価値観が曖昧になっているからです。

• 過去の「喜び」や「不快」といった強い経験と、その裏にある思考を掘り下げましょう。
• そこから見つけ出した「挑戦」「誠実さ」「自由」といった根源的な価値観を指針としましょう。
• 価値観の実現を「なりたい理想の自分」として定義すれば、日々の行動に迷いはなくなります。

あなたの価値観は、あなたの過去の経験に隠された、最も大切な財産です。この価値観を軸に、迷いを断ち切り、本当に叶えたい理想の自分を目指しましょう。

今日、この記事を読んで、あなたはまずどの経験を掘り下げてみたいと思いましたか？ぜひ、コメント欄で教えてください。