こんにちは、キョウです。
寒い季節になると、ついつい家にこもりがちになりませんか?
実は、日光を浴びる時間が減ると、私たちの心と体の健康に非常に重要な2つの要素が不足しやすくなります。それは、骨や免疫に関わるビタミンDと、幸福感や意欲に関わるセロトニンです。
この記事では、日光が私たちに不可欠な理由と、冬でも効率よくその恩恵を受けるための「理想的な一日の過ごし方」を、科学的な情報に基づいてご紹介します。
目次
日光が体と心にもたらす2つの重要な役割
日光に当たることは、単なる日課ではなく、健康を維持するために欠かせない役割を持っています。
役割1: 必須栄養素ビタミンDの体内合成
- 日光に含まれる紫外線B波(UVB)が皮膚に当たることで、体内でビタミンDが生成されます。
- ビタミンDは、骨の発育や維持に不可欠なカルシウムの吸収を助ける、非常に重要な栄養素です。
役割2: 体内時計のリセットと気分の安定
- 朝、可視光線が目に入ることで、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が止まり、体内時計がリセットされます。
- 日光を浴びることは、幸福感や意欲に関わる神経伝達物質セロトニンの分泌を促し、気分の安定に役立ちます。

なぜ冬になると日光の恩恵が不足しがちなのか
特に冬季は、日光の恩恵を受けにくくなる要因が重なります。
ビタミンDの合成効率の低下
- 冬は太陽の高度が低くなるため、ビタミンDの合成に必要な紫外線B波(UVB)のエネルギーが極端に弱くなります。
- 寒さ対策で厚着になり、皮膚の露出面積が少なくなるため、日光が皮膚に当たる機会も減ります(ガラス越しではビタミンDは合成されません)。
体内時計を乱しやすい生活習慣
- 日照時間が短くなるため、起床後に十分な光を浴びる機会が減り、体内時計のリセットが遅れがちになります。
- これが睡眠リズムの乱れや、日中のだるさにつながることがあります。
日光の恩恵を最大限に受ける理想的な過ごし方
ビタミンDの生成と、体内時計のリセットという2つの目的を効率よく達成するように、一日の行動を組み立てましょう。

起床直後(1時間以内)に光を浴びる
- 目的: 体内時計のリセット、セロトニン生成促進
- 過ごし方: 窓を開けるか、屋外に出て10〜15分過ごします。太陽を直視せず、顔や目線が明るい方向を向くようにしてください。
日中(11時〜14時)に外に出る
- 目的: ビタミンDの効率的合成
- 過ごし方: 散歩や休憩などで屋外に出て、顔や腕など素肌に直接日光を当てる時間を確保します。
- ポイント: 冬場でもUVB量が多いため、この時間帯に短時間(15分~30分程度)日光浴をすることが推奨されます。
夕方以降は強い光を避ける
- 目的: 良質な睡眠の準備
- 過ごし方: 就寝前は、強い光(特にスマートフォンなどのブルーライト)を避け、室内照明を暖色系に落としましょう。夜間に光を浴びすぎると、せっかく朝リセットした体内時計が乱れてしまいます。

まとめ:日光習慣で心と体を整える
健康維持のために今日からできること
- 寒さや日照時間の短さに負けず、朝の光を浴びる習慣を作りましょう。
- 昼間の時間帯に、意識的に肌を露出してビタミンDを生成する時間を確保しましょう。
これらの習慣は、冬の間の健康維持と、安定した心の状態を保つために非常に役立ちます。
今日ご紹介した習慣の中で、あなたが明日からすぐ実践できそうなことは何ですか?ぜひ、コメント欄で教えてくださいね。


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