「片づけって、ただモノを減らすだけじゃないの?」
そう思っていた私が、まさか「片づけ」で自分に自信が持てるようになるとは、正直思っていませんでした。
けれど今では、片づけは“自分を信じ直す行為”だとさえ感じています。
自信がないと、部屋が散らかる?
正確に言うと逆なんです。
「部屋が散らかっていると、自信が持てなくなる」という方が近いかもしれません。
散らかった部屋を目にすると、
- 「なんで私、ちゃんとできないんだろう」
- 「どうせやってもすぐ元に戻るし」
- 「私には無理かも…」
こんな風に、自分を責める気持ちが生まれてしまう。
これって、気づかないうちに自己肯定感をじわじわ削ってしまっている状態なんです。
小さな「できた」が、自信に変わる
私が最初にやったのは、「机の引き出し1つを片づける」ことでした。
正直、たいしたことではない作業だったのに、
終わった後、なんだかちょっと気持ちが良くて。
「私にもできた」
その感覚が、たった5分の行動で得られたんです。
これを繰り返していくうちに、
- 自分で決めたことを守れる
- 自分で空間を整えられる
- 自分で状況を変えられる
という「小さな成功体験」が積み重なっていきました。
そのたびに、“できない自分”じゃなく“行動できる自分”に目を向けられるようになったのです。
片づけは「見える自己肯定感」
自己肯定感って、目に見えないものだと思われがちですが、
片づけはそれを「目に見える形」にしてくれる行為です。
スッキリした部屋、きれいに整った引き出し。
それらは、自分が「ちゃんと行動できた証」そのもの。
言い換えれば、部屋は自分の“今の心の状態”を映す鏡なんですね。
だから、部屋が整うほど、心も整っていく。
そしてその積み重ねが、確かに自己肯定感の土台になってくれました。
自信がほしいなら、まず「引き出しひとつ」から
もし今、「自分に自信が持てないな」と感じていたら、
いきなり内面を変えようとするより、身の回りの小さな整理から始めてみてください。
たった一つの引き出しでもいい。
たった一枚の紙を捨てるだけでもいい。
それが、「私にもできる」が生まれる一歩になります。
自己肯定感は、特別な才能や成功でしか手に入らないものではありません。
日々の暮らしの中で、「整える」という行為を通して、少しずつ育っていくものなんです。
今日、あなたが1つ片づけたなら、それだけで自信の芽が育っています。
その行動が、自分を信じる力に変わっていきますよ。
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