「あれ?なんだか喉がイガイガするな」「ちょっと鼻水が出るかも…」
風邪のひき始めにそう感じた時、あなたならどうしますか?多くの方は「早く休まないと!」と、体を動かさず安静にすることを選ぶかもしれません。もちろん、それが最も大切な場合も多いのですが、実は風邪の初期症状に限っては、「ある意外な方法」で免疫力を高め、回復を早めることができるかもしれません。
今回は、風邪のひき始めを乗り切るための、ちょっと変わったアプローチをご紹介します。
「首から上の症状」なら、軽い運動が味方になる?
熱はないけれど、鼻がムズムズしたり、喉に違和感があったり…。もし、風邪の症状が首から上(鼻、喉など)だけにとどまっているなら、無理のない範囲で体を動かすことが、免疫力アップにつながる可能性があります。
なぜなら、体を軽く動かすことで、私たちの体にある免疫細胞(特にNK細胞など)の働きが活性化されると言われているからです。血行が促進され、免疫細胞が体中を巡りやすくなることで、ウイルスと戦う力が強まることが期待できるのです。
どんな運動がいいの?
「運動する」といっても、激しいトレーニングはNGです。風邪のひき始めの体に負担をかけない、軽い運動を選びましょう。
- ウォーキング: 近所を軽く散歩する程度で十分です。新鮮な空気を吸いながら、体を温めるように歩いてみましょう。
- ストレッチ: 体をゆっくりと伸ばすことで、筋肉の緊張をほぐし、血行を良くします。
- ヨガやピラティス: 呼吸を意識しながら、ゆっくりとした動きで体を動かすのもおすすめです。
- 家事や軽い庭仕事: 無理のない範囲で、体を動かす用事をこなすのも良いでしょう。
これらの運動は、体を温め、リフレッシュ効果も期待できます。
こんな症状がある時は、絶対に運動を控えて!
ただし、この方法は万能ではありません。以下の症状がある場合は、運動は控えて、すぐに体を休ませることが最優先です。無理な運動は、かえって症状を悪化させたり、回復を遅らせたりする原因になります。
- 熱がある時(37.5℃以上)
- ひどい咳や痰が出る時
- 全身の倦怠感や筋肉痛、関節痛がある時
- 頭痛やめまいがひどい時
- 吐き気や下痢などの消化器症状がある時
これらの症状は、体がウイルスと本格的に戦っているサインです。安静にして、十分な睡眠と栄養を摂ることが大切です。
大切なのは「自分の体の声を聞くこと」
風邪のひき始めに軽い運動を取り入れるのは、あくまで「自分の体の声を聞いて、無理のない範囲で行う」ことが大前提です。少しでも「きついな」「体が重いな」と感じたら、すぐに中止して安静にしましょう。
風邪はひき始めが肝心。初期症状のうちに適切な対処ができれば、悪化を防ぎ、早く回復できる可能性が高まります。ぜひ、今回の「意外な方法」も選択肢の一つとして、ご自身の体と相談しながら取り入れてみてくださいね。
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