「え、これって普通じゃないの!?」
以前、そんな驚きと共に、私たちが抱える「当たり前」という固定観念についてお話しました。自分の「当たり前」は、他人にとっては全く違うもの。そして、その違いを知ることで、世界はもっと広がり、多様な生き方に気づけるという内容でしたね。
今回は、その続きです。一歩踏み込んで、あなた自身が「当たり前」だと思っていることが、実は他の誰かにとっては「すごい!」と賞賛されるような、特別な行動やスキルであることに気づいてもらいたいんです。
私が「当たり前」だと思っていたことリスト
私自身も、今回ブログを書くにあたって自分の「当たり前」を改めて振り返ってみました。すると、こんなことが出てきたんです。
- 朝食は必ずご飯で、車通勤では10分以上前には到着して準備を始める。
- 机の上は常にきれいに保ちたくて、作業が終わったらPCとカレンダー以外何も乗っていない状態にして帰宅する。
- 何もしていない時間が苦手で、普段から電子書籍を読んだり、動画を流して耳で情報収集したりしている。
- わからないことを相談されたとき、たとえ自分も知らないことでも、調べてわかりやすく伝えようと努力する。
- 相手がどんなことで困っているかを先読みして、スムーズに仕事が進むように準備しておく。
- 何度も同じ作業を繰り返すのが嫌いなので、計算式などを最初にしっかり作り込んでおくことが多い。
- 旅行先などで見知らぬ人からよく話しかけられたり、何かをもらったりすることがある。
- 感情的に辛い時でも、顔に出さずに理性的に対応するように心がけている。
- 運動は苦手だけれど、毎日自炊したり、庭の草むしりや掃除をすることで体を動かしている。
こう書き出してみると、「ああ、これが私の『普通』なんだな」と改めて思います。

なぜ、それが「すごい!」と言われるのか?
でも、これらの「当たり前」を友人や同僚に話すと、「え、それってすごいね!」「私にはできないよ」と言われることが意外と多いんです。なぜ、私にとってはごく自然な行動が、他人にはそう映るのでしょうか?
例えば、
- 「早めの出社」や「机の整理整頓」
- これは単なる習慣ではなく、時間管理能力や集中力を高める環境づくりへの意識の表れと見られます。
- 「常に情報収集」や「計算式を作り込む」
- これは、知的好奇心や効率性を追求する探求心、問題解決能力に繋がります。
- 「調べてわかりやすく伝える努力」や「相手の先読み」
- これは、相手への深い配慮と優れたコミュニケーション能力、そしてリーダーシップとして評価されます。
- 「知らない人から話しかけられる」
- これは、あなたが持つ親しみやすい雰囲気や、相手に安心感を与える魅力がある証拠です。
- 「感情を顔に出さずに理性的に対応」
- これは、プロフェッショナルとしての自律性や冷静な判断力を保つための、日々の努力の賜物です。
- 「自炊や草むしりで運動」
- これは、健康への意識と、日常を豊かにする工夫ができる表れです。
このように、自分では意識していなかった「当たり前」の行動一つ一つに、他者から見た時に評価される価値や、あなたの強みが隠されているんです。

あなたの「当たり前」を強みに変えるヒント
自分の「当たり前」に気づくことは、自己肯定感を高める素晴らしい一歩です。そして、それを意識的に活用することで、もっと自信を持って行動できるようになります。
- 書き出してみる: まずは、私のように、自分の日常や仕事、人間関係の中で「当たり前」だと感じていることを書き出してみてください。どんなに小さなことでも構いません。
- 誰かに聞いてみる: 親しい友人や家族、同僚に「私が普段何気なくやってることで、すごいなとか頑張ってるなって思うことある?」と尋ねてみましょう。きっと、驚くような答えが返ってくるはずです。
- 「なぜ?」を考える: なぜ自分はそれを「当たり前」だと思っているのか、そしてなぜそれが他人から見ると「すごい」のか、その理由を考えてみてください。そこに、あなたの隠れた強みや価値観が見えてきます。
隠れた宝物を見つける旅に出よう
隠れた魅力を見つける旅に出よう
私たちは皆、自分だけの「当たり前」という小さな魅力を持っています。それは、毎日のルーティンだったり、仕事への向き合い方だったり、人との接し方だったり。自分では気づかないその「当たり前」の中にこそ、あなたの個性や魅力、そして未来を切り拓くための強みが隠されているんです。
ちょっと立ち止まって考えてみてください。あなたの「当たり前」は、本当に唯一の正解ですか?勇気を出して、他者の「当たり前」を覗いてみましょう。きっと、固定観念が音を立てて崩れる瞬間が訪れるはずです。
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