仕事でミスをした後や、人間関係で落ち込んだ時。
「もう気にしない」「気持ちを切り替えよう」と思っても、ふとした瞬間に思い出して、また落ち込んでしまう。
そんな経験、あなたにもありませんか?
実は、気持ちを切り替えたいと思っている時ほど、無意識に逆効果な行動をとってしまっているかもしれません。今回は、あなたの気持ちの切り替えを妨げる3つのNG行動とその切り替え方についてお話しします。
1. 感情を「なかったこと」にする
「こんなことで落ち込むなんて、大したことない」
そう思って、自分のネガティブな感情に蓋をしていませんか?
感情を無理やり押し殺したり、見ないふりをしたりすると、その感情は心の中でくすぶり続け、かえって長引いてしまいます。気持ちの切り替えを最も妨げるのは、自分の感情を否定することです。
切り替え方:感情を認める
まずは、「私は今、つらいと感じているんだな」「悔しいと思っているんだな」と、ありのままの感情を認めてあげましょう。無理に解決しようとせず、ただ感じていることを受け入れるだけで、心は少しずつ楽になります。
2. 自分を責め続ける
「なんであんなミスをしたんだろう」「もっとうまくやれたはずなのに」
過去の失敗を延々と反芻し、自分を責め続けていませんか?
自分を責め続けることは、心をネガティブなループに閉じ込める行為です。後悔ばかりしていると、次にどうするかという前向きな思考が生まれてきません。
切り替え方:失敗を「事実」と「感情」に分ける
失敗を個人的な評価に結びつけないようにしましょう。
- 事実: 「〇〇というミスをした」
- 感情: 「私はダメな人間だ」
起きた事実は一つ。この二つをはっきりと分けることで、自分を過剰に責める気持ちが和らぎます。
3. 一人で考え込む
落ち込んでいる時ほど、一人で殻に閉じこもり、誰にも相談せずに抱え込んでいませんか?
一人で考え込んでいると、視野が狭くなり、問題がより大きく、深刻に見えてしまいます。誰かに話すことで、頭の中のモヤモヤが整理されたり、客観的なアドバイスをもらえたりする機会を失っているのです。
切り替え方:誰かに話すか、書き出す
身近な人に今の気持ちを話してみましょう。話すのが苦手なら、ノートや紙にひたすら書き出すだけでも構いません。言葉にして外に出すことで、気持ちのモヤモヤは少しずつ晴れていきます。
まとめ
完璧じゃなくてもいい。ありのままの自分を受け入れることが、前に進むための最大の力になります。
感情を無視するのをやめる。
自分を責めるのをやめる。
一人で抱え込むのをやめる。
これらのNG行動をやめるだけでも、心は少しずつ楽になり、自然と前向きな気持ちが生まれてくるはずです。
あなたはどんな時に気持ちを切り替えるのが難しいと感じますか?もしよかったら、コメント欄で教えてくださいね。
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