こんにちは、キョウです。
職場の人間関係や友人関係で、つい周りに合わせることにエネルギーを使いすぎて、家に帰るとぐったり疲れてしまうことはありませんか?
本当は違う意見なのに口に出せなかったり、他人の視線を気にしすぎるあまり、周りに合わせるのが苦手だと感じていませんか?
この記事では、他人の評価に振り回されることなく、あなたらしく生きるために必要な「自分の軸」を定めるための具体的なステップをご紹介します。
周りに合わせるのが苦手に感じるのはなぜ?
「周りに合わせるのが苦手」と感じる背景には、実は強い感受性や優しさ、責任感といった特性が隠れています。
相手の機嫌や感情を察知しすぎる
- 感受性が高いため、相手のわずかな表情の変化や声のトーンから「不機嫌かも」「怒らせてしまったかも」と過剰に察知し、先回りして周りに合わせる行動をとってしまいます。
「いい人」でいたいという心理がある
- 人間関係を円滑にしたいという願いから、争いを避け、全員に良く思われたいという気持ちが強くなります。その結果、自分の本心を抑圧し、合わせるための負担が大きくなります。
過去の失敗体験を引きずる
- 過去に自分の意見を主張して否定されたり、摩擦が起こったりした経験があると、「もう二度と傷つきたくない」という防衛本能から、周りに合わせることに傾倒し、本音を出すことが苦手になってしまいます。
自分の軸を定めるための第一歩:価値観の「見える化」
自分の軸を定めるには、「自分は何を大切にしているか」を知ることが不可欠です。誰かのためではなく、自分の心を満たす行動の基準を見つけましょう。
「嫌なことリスト」を作って軸の輪郭を知る
- いきなり「好きなこと」を見つけるのは難しいので、まずは「ストレスに感じること」「我慢していること」をリストアップします。その裏側にあるものが、あなたが本当に大切にしたい価値観です。
- 例えば、「無駄な会議が嫌い」の裏側には、「効率」や「集中できる環境」を大切にしたいという自分の軸があることがわかります。
「時間泥棒」になっている行動を見直す
- 他人の頼まれごとや、付き合いで参加している集まりなど、あなたにとってストレスや疲労にしかならない行動を見直します。自分の時間とエネルギーをどこに使うかを自分の軸で判断しましょう。

周囲に流されないための【実践】3つのステップ
周りに合わせるのが苦手だと感じたとき、自分を守りながら自分の軸を貫くための具体的な行動をご紹介します。
1. 「心の境界線」を意識する
自分と他人との間に見えない線を引き、相手の問題と自分の感情を切り離します。
相手の意見を「受け止める」が「受け入れない」
- 相手の意見を否定せず「そういう考え方もあるんだね」と、一つの情報として聞きます。しかし、それを自分の価値観として取り込む必要はありません。
断るときは理由を言わない
- 誘いや頼まれごとを断るとき、「体調が悪いから」「忙しいから」といった理由を添えると、相手に反論の余地を与えてしまいます。「今回は見送ります」「それはできません」とシンプルに伝える練習をしましょう。
2. 「自分の軸」を通すための言葉を用意する
反射的に周りに合わせることを避けるために、考えを保留する言葉をクッションとして使います。
「一旦持ち帰ります」クッションを使う
- その場で即答せず、「ちょっと考えてからお返事します」「私なりに調べてから意見を出します」と、考えるための時間をもらいましょう。これにより、自分の軸と照らし合わせる余裕が生まれます。
3. 「小さな違和感」を無視しない
周りに合わせる行動で生じた小さなモヤモヤや違和感を、自分の軸が発するサインとして大切にします。
違和感を「記録」してパターン化する
- 「あの時、本当は断りたかった」という感情をメモに残します。それを繰り返すことで、「私はこういう状況で周りに合わせると疲れる」というパターンを客観的に理解できます。
まとめ
周りに合わせることが苦手だと感じるとき、それはあなたが自分の軸を持ち始めている証拠かもしれません。
「いい人」でいるために自分を犠牲にする必要はありません。今回ご紹介したステップを参考に、まずは「嫌なことリスト」から自分の軸を見つけ、小さな違和感を無視しない練習を始めてみましょう。
自分の軸が定まると、他人の視線や評価を気にせず、人間関係の疲れから解放されます。
今回ご紹介した中で、あなたが明日から試してみたい「自分の軸を定めるための行動」は何ですか?ぜひコメントで教えてくださいね。
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