こんにちは、キョウです。
「今日こそは勉強するぞ!」と決めたのに、仕事から帰ると疲れてソファに倒れ込んでしまい、気づけば寝る時間……。そんな経験はありませんか?
よくある「動けない」シチュエーション
- 計画の挫折:手帳にびっしり予定を書いたけれど、一つ崩れると全部どうでもよくなってしまう。
- 気分のムラ:やる気があるときは動けるけれど、気分が乗らない日は1ミリも進まない。
- 割り込み仕事:予期せぬ依頼が入ると、自分のやりたかったことが後回しになる。
実は、これらは意志の強さの問題ではありません。「いつ、どこで、何をやるか」というルールが決まっていないだけなのです。今回は、心理学でもその効果が証明されている「if-then(イフゼン)プランニング」を使って、無理なく行動を自動化する仕組みについてお話しします。
1. if-thenプランニングとは?
「もし(if)Aという状況になったら、その時は(then)Bという行動をする」という、あらかじめセットされた予約ルールのことです。
なぜこれほど強力なのか
- 脳の負担が減る:その都度「どうしようかな?」と迷う必要がなくなるため、決断疲れを防げます。
- 習慣が定着しやすい:特定のきっかけ(if)と行動が結びつくことで、無意識に体が動くようになります。
- 感情に左右されない:気分が乗らなくても「ルールだから」という理由で最初の一歩が踏み出せます。
2. 実際に私が試して感じた「失敗例」と「成功のヒント」
私もこの方法を数年試してきましたが、最初からうまくいったわけではありません。失敗から学んだ、リアルな教訓をシェアします。
失敗例①:ifの設定が曖昧すぎる
「もし時間が空いたら、ブログを書く」 これでは、いつまで経っても時間は空きません。脳は「時間が空く」という状況を具体的に認識できないからです。
- 修正案:「お風呂が沸くのを待っている間(if)、スマホのメモ帳を開いて一行だけ打つ(then)」
失敗例②:ハードルが高すぎる
「もし会社から帰ったら、1時間勉強する」 仕事で疲れ果てて帰宅した日、いきなり1時間の勉強はハードルが高すぎて、結局実行できませんでした。
- 修正案:「朝起きたら(if)、まずはパソコンの電源を入れる(then)」
失敗例③:イレギュラーに対応できない
「もし21時になったら、手帳の振り返りをする」 急な用事で21時を過ぎてしまった瞬間、自分の中で「今日はもう失敗だ」と諦めてしまうことがありました。
- 修正案:「もし21時を過ぎてしまったら(if)、寝る前に1分だけ手帳を開く(then)」という予備ルールも持っておく。

3. アナログ派の「しっくりくる」if-thenの仕組み
手帳やノートを愛用しているからこそできる、仕組みの作り方をご紹介します。
① ふせんを使って「見える化」する
if-thenルールを小さなふせんに書き、手帳のデイリーページに貼っておきます。実行できたらそのふせんを剥がすか、チェックを入れる。この「完了した」という視覚的な報酬が、次の行動へのエネルギーになります。
② 既存のルーティンに「予約」を組み込む
新しい行動をいきなり始めるのではなく、すでに毎日やっている習慣に付け足します。
- 「コーヒーを淹れたら(if)、一口飲む前に今日のTODOを3つ確認する(then)」
- 「歯を磨き終わったら(if)、洗面台をタオルで一拭きする(then)」
- 「テレビをつけたら(if)、CMの間だけ前屈ストレッチをする(then)」
- 「お風呂から上がったら(if)、ドライヤーをかけながら足首を回す(then)」
③ 「もし嫌なことがあったら」の心の護身術
行動だけでなく、メンタル面でもこのルールは役立ちます。
- 「もし心ない言葉を言われたら(if)、一度深く息を吐いてから返事をする(then)」
- 「もしモヤモヤする言葉を聞いたら(if)、手帳を開いて今の気持ちを書き殴る(then)」
4. 振り返りで「if」を微調整する
一度決めたルールが100点である必要はありません。やってみて「うまくいかないな」と感じたら、それは微調整が必要なサインです。
実行できたかどうかを確認する
1日の終わりに、決めたif-thenが発動したかを振り返ります。
- できたなら:そのまま継続する。
- できなかったなら:原因はifが曖昧だったからか、thenが重すぎたからかを考えます。
「もっと楽なルール」に書き換える
「夕食後に勉強」ができなかったなら、「夕食の片付けをしながら音声学習を聞く」に変えてみる。自分の生活リズムに一番「しっくり」くる形を探していくプロセスそのものを楽しんでみてください。
まとめ:あなたの脳に「予約」を入れておこう
意志の力だけで自分を動かそうとするのは、ガソリンが切れそうな車で無理やり走り続けるようなものです。if-thenプランニングという「自動予約システム」を使いこなして、大切なエネルギーを本当に必要なことに使いましょう。
完璧なルールを作ろうとしなくて大丈夫です。まずは「もし〜なら、これだけはやる」という小さな予約を一つ、自分の脳に入れてあげませんか。
あなたが今日、自分の脳に入れてみたい「小さな予約(if-thenルール)」は何ですか?
「朝、カーテンを開けたら伸びをする」くらい簡単なものでOKです。ぜひコメント欄を、あなたの新しい習慣の「宣言場所」として使ってみてくださいね。


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