こんにちは、キョウです。
職場で、こんなもやもやを感じることはありませんか?
仕事もできるし、いつもビジネス書を読んで勉強している熱心な人なのに、なぜか相手へのちょっとした配慮や思いやりに欠けてしまう。
お客様からのメールの行間や、同僚の困りごとに気づけず、毎回こちらが噛み砕いて説明しなければならなくて疲れてしまう。
「どうして自分で気づいてくれないんだろう……」と一人で抱え込んでしまうのは、あなたが無責任なのではなく、当然の疲れです。
実は、効率や成果を求める読書と、人の感情を汲み取る読書では、使われる「思考の領域」がまったく違います。
今回は、職場で感じる噛み合わなさの理由と、行間を読む力を育む物語の魅力、そして疲れないための心地よい距離感についてご紹介します。
ビジネス書だけでは補えない「行間を読む力」
ビジネス書は、仕事の効率化やノウハウ、最短で成果を出すためのロジカル思考を学ぶのにとても優れたツールです。
けれど、ビジネス書ばかりに偏ってしまうと、知らず知らずのうちに陥ってしまう罠があります。
- 相手を解決すべき問題や、成果を出すための手段として処理してしまう
- 数字やファクト(事実)しか見えず、その裏にある感情や背景に想像が及ばない
- 正解を急ぐあまり、相手が言葉にできないモヤモヤを切り捨ててしまう
相手に悪気があるわけではありません。ただ、正解や効率を追い求める論理的な思考の領域ばかりが使われていて、言葉の裏にあるストーリーを感じ取る「感情や想像力の領域」を使う機会が少なかっただけなのです。
物語を読むことで養われる「5つの力」
一方で、小説や文学などの物語を読む体験は、効率とは真逆の「人間の複雑な感情」に触れる時間です。
物語の中に身を置くことで、私たちはビジネス書では使わない思考の領域を広げ、大切な心の筋肉を鍛えることができます。
1. 共感力と他者理解
自分とはまったく違う価値観や人生を生きる登場人物に感情移入することで、自分以外の視点に立つ疑似体験ができます。
2. 豊かな感情表現と語彙力
言葉にならない微妙な心の揺れやニュアンスが言語化されているため、自分の感情も相手の気持ちも、より繊細に捉えられるようになります。
3. 多角的な視野とメタ認知
物語には時に、はっきりとした正解が出ないテーマもあります。正解のない問いに向き合うことで、多様な価値観をありのまま受け止める器が育ちます。
4. 想像力とクリエイティビティ
ページに直接書かれていない場面や、登場人物の沈黙の意味を頭の中で描くことで、行間を読む想像力が自ずと鍛えられます。
5. 心の解放とリフレッシュ
ビジネスの現実から離れて別世界に没入することは、張り詰めた脳を休ませ、心を柔らかくほぐす上質な癒やしになります。
職場の「翻訳者」になって疲れてしまうあなたへ
相手の状況や気持ちを自然と察することができるあなたは、とても豊かな想像力を持った素晴らしい人です。
だからこそ、毎回気づかない人のために通訳やフォローをして、どっと疲れてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、相手を「ファクトしか見えていないタイプなんだな」と心の中で静かに割り切ってみるのがおすすめです。
あなたが相手の代わりにすべてを背負い込む必要はありません。
毎回手取り足取り教えるのではなく、「この言葉の裏にはどんな背景があると思う?」と小さく問いかけたり、必要最低限のヒントを渡す程度に留めておくこと。相手と自分の間に一線を引き、自分自身のエネルギーを守ってあげてくださいね。
まとめ:効率の読書と、心を育てる読書のバランス
ビジネス書などで知識を深め、成果を出すための努力ももちろん大切です。
けれど同時に、人間の複雑な感情や行間を読み取る物語の読書も、私たちが心地よい人間関係を築いていく上では欠かせない栄養になります。
職場で相手の行間を自然と読み取れるあなたの想像力は、周りの人やお客様にとって間違いなく大きな救いになっています。
だからこそ、ご自身の優しさをすり減らしてしまわないよう、時にはお気に入りの物語を開いて、自分の心を優しく満たしてあげてくださいね。
あなたが最近、心動かされた物語や小説はありますか?もしよければ、おすすめの一冊や読書で癒やされた経験を、下のコメント欄で教えていただけたら嬉しいです。


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